薬用育毛剤を、使っている人で、一番のお悩みは「抜け毛」という方が多いと思います。「1日約50~100本くらいは自然に抜ける」といわれる毛髪ですが、抜け毛には、正常な生え変わりにともなう自然脱毛と、何らかの原因で自然現象ではない抜け毛が起こってしまう異常脱毛の2種類があります。

 

自分の抜け毛はどちらなのか、抜けた量で見分けることも可能ですが、自然脱毛でも季節によって量が増えたりするため、抜け毛の量だけでは、判断が困難な場合があります。そのような場合は、抜けた毛の毛根の形をチェックすることで、髪の毛の健康状態がある程度判断できます。


抜け毛が気になり始めたら、まず毛根をチェックしてはどうでしょうか。

【自然脱毛による抜け毛】・・・抜けた毛根部分がマッチ棒の先のようにぷっくりと膨らんでいます。この形状の毛根は、正常に成長して寿命を迎えた抜け毛です。抜け毛が多く感じても、ほとんどがこの自然脱毛による場合は、特に問題はありません。

 

【異常脱毛による抜け毛】・・・成長途中で抜けた毛髪。毛根の膨らんだ部分が完全に角化していないため、毛根にやわらかいものがついていたり、ひょろひょろと細かったりします。

 
抜けた毛根の形によって、次のような症状が考えられます。

≪毛根の膨らみが足りない≫
過度のストレスや、毛根の中心にある、毛髪を形成する毛細胞を司る毛乳と呼ばれる部位が、栄養不足状態になっている可能性があります。

 

≪白い付着物がある毛根≫
自然脱毛にもみられる現象ですが、異常脱毛の場合は、頭皮の皮脂汚れや角栓様物質が付着している可能性があります。不十分な洗髪などにより、頭皮が汚れたままだと起こる現象です。

 

≪毛根の下にしっぽのようなものが付いている毛根≫
広い範囲で脱毛する広汎性脱毛症に多く見られる毛根状態で、ホルモンバランスの崩れや栄養不足、血行不良などが主な原因です。

 

≪毛根に近付くにつれて細くなっている≫
毛根だけでなく全体的にほっそりしているのが特徴です。原因の特定が難しく、遺伝や皮脂による毛穴の詰まりによって育毛が阻害されていると考えられていますが、若年性脱毛症の場合もあります。

 

≪毛根部がなく、ギザギザになっている≫
円形脱毛症やびまん性脱毛症に多い毛根です。毛根から抜けるのではなく、正確には毛根より少し上で切れているため、このような状態になります。老化や無理なダイエットなどが主な原因とされています。

 

以上のように、毛根の状態によって、考えられる原因も様々です。

 

毛根の観察は、本来は顕微鏡などで、観察するのが一番ですが、個人で毛根を確認する場合には、虫眼鏡などで毛根を拡大して観察してみるといいです。また、毛根が膨らんでいるかどうかは、髪の毛を親指と人差し指で挟んで、毛根に向かって滑らせれば、感触で膨らんでいるかどうかがわかりやすいです。

 
もちろん、毛根の状態はひとつの目安ですので、はっきりした原因特定にはなりませんが、異常脱毛のサインをキャッチすることは出来るので、定期的にチェックしてみることをおすすめします。


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